カラバオの会の活動の成果をご報告します。

年金についてのタイ語の資料


「わたし の ねんきん の こと が しりたいです」

―高齢期への備えをタイコミュニティに届ける―

カラバオの会は、この夏、 「わたしの年金のことが知りたいです」という、 タイ語による年金の基礎知識についてパワーポイントスライドにした資料を作りました。
年金の基礎知識を届ける必要性があると気づいたのは、2023年5から6月までセカンドハーベストで配った 質問紙の結果からでした。この調査は、一緒に活動している九州大学のコルナトウスキ・ヒェラルドさんの協力と 研究費★の一部を頂いて行われました。2022年10月から続けているセカンドハーベストで、知り合いになった タイマッサージ店30店舗で働くタイ女性33人の協力を得て、 日本での暮らし(家族、在留資格、住居の状況、日本人やタイ人との人間関係、宗教、社会保障)についての質問をしました。 協力して下さった人の平均年齢は52.8歳、日本滞在10年以上の人が60%余です。 そこで健康保険と年金についての認知度を比較しました。健康保険について、知らない、未加入、無回答の人は18%でしたが、 年金について知らない、未加入、無回答の人は64%でした。その数字に驚いていたら、一緒に調査に回ってくれたタイ女性が、 タイ女性たちは日本人の夫に社会保障について訪ねるのを遠慮するのだと話してくれました。
そこで、自分の高齢期をどのように、どこで過ごすか、自分で考え行動する、 経済的な側面でのエンパワーメントとして年金を知るスライド資料(写真)をつくったのでした。 赤い羽根共同募金の助成金を使って、タイ語が正しく、分かりやすく、 そして年金事務所で役立つ年金の用語をタイ語読みにするため、タイ語の通訳翻訳者に ネイティブチェックしていただくことができました。この資料はQRコード化して、だれでも手軽に手に入れられるよう工夫をしました。 ぜひ、ご活用ください。

表紙

★九州大学・アジア・オセアニア研究機構 2022年度学際的研究教育活動支援プログラム 「流動的労働者コミュニティをめぐる地域ガバナンスに関する学際的研究―支援共助ネットワークの役割を中心に」 の助成による研究成果の一部